患者・施設来訪者における建物の不具合等に起因するケガのリスク

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施設賠償責任保険・建物管理賠償責任保険

昨今、「社会的弱者である高齢者や障がい者が社会生活を送る上で障壁となるものを取り除く」ために、社会福祉施設のみならず、小売店舗や公共交通機関など様々な場所でバリアフリー化が進められています。

しかし一方では、古い観光地や小さな商店街等、伝統的・物理的にバリアフリー化が難しい場所もあり、かつ整備にはお金が掛かるため、全ての箇所で進められているわけではありません。

特に、病院や福祉施設では利用者が利用しやすいよう、設備の配置やお部屋の間取りに配慮されていることでしょう。しかし残念ながらどれだけ配慮していても不注意による事故を完全に防ぐことはできません。

例えば、設備を移動させている最中に利用者から話しかけられ、その場に設備を置いた後、その他の利用者が本来置いてあるはずのない場所に設備があることに気付かずにつまづいて転倒しケガをした等の事故が挙げられます。

このようなリスクには、施設賠償責任(建物管理賠償)保険にて備えることができます。
具体的な補償内容と、事故事例は下記の通りです。

施設賠償責任(建物管理賠償)

事業者が所有、使用または管理する保険対象施設の構造上の欠陥や管理の不備によって発生した偶然な事故を補償します。

例:階段の欠陥により利用者様が転落しケガをした。
  施設内にある設備の置き場所が悪く、利用者様が転倒しケガをした。

この保険は施設賠償責任保険単体での加入もできますが、保険会社によっては、火災保険とまとめてご契約いただける商品もあります。

また、複数物件を1契約で保険対象とできる商品もあり、運営している物件数によりおすすめ商品が異なるため、どの程度保険料が違ってくるのかなど、気になる方は一度ご相談ください。

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